逆境の時こそ前向きに!
今回はそんなお話をしたいと思います。
友人でもある経営コンサルタントの岡田有史さんからお聞きした話ですが、船井総研の創業者の船井幸雄さんは、よく「プラス発想が人生の秘訣だ」とおっしゃっていたそうです。
要約すると、
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・とにかく超楽天的であれ。
・耐え忍げ。
・絶対に気持ちまで持っていかれるな。
・一番不遇な時にちゃんと前に行けるか。
・必ずちゃんと後々全てが繋がってくる。
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逆境を克服された方々には上記の共通点があるようです。
ダイソーの矢野博丈社長は会社が倒産したときに在庫品を一掃するのに、計算が難しいので「100円でいいや!」としたのが「100円ショップ」の始まりだとか。
今や、4,700億円以上の売り上げを誇っています。
スティーブ・ジョブスは、アップルを追放されて、NEXTとPIXAR(ルーカスフイルムを買収)を立ち上げました。
しかし、約10年間、赤字続きで約5000万ドルの私財を投じ、苦労も多かったのですが、その中から「トイ・ストーリー」「バグズライフ」等多くのヒットを連発。
上場も果たし、後にディズニーの大株主になります。
また、アップルにも復帰し、iPodやiMac、iPhoneといったヒット商品を生み続けたのはみなさんもご存知のところです。
スタンフォード大学での卒業メッセージで語った「点と点を結ぶ」や「Stay hungry, stay foolish.」は有名な言葉です。
ダイエーの中内功社長は、戦後の混乱期に始まり、日本に流通革命を起こした先駆者でした。
消費者目線で、どこよりも安く商品を提供することにこだわるが故に、既存の流通形態を守りたい業界の猛烈な逆風に遭いながらも、信念を曲げず戦い続けたと言っても過言ではないでしょう。
イトーヨーカ堂の伊藤雅俊社長は、戦後ほどなくして欧米の流通業を視察。
日本にいち早くチェーンストア政策を取り入れ、高度成長期には日本初のコンビニエンスストアであるセブンイレブンを展開します。
実は、当時コンビニの概念がなかった日本において、役員全員が反対したにも関わらず、伊藤社長がGoサインを出しました。
小売業に業態革命を起こした立役者とも言えます。
HONDAの本田宗一郎社長も何度も失敗しても、「世界一を目指す」理想を掲げ二輪では文字通り世界一に。
その後、四輪、F1にも進出。
デトロイトにある「自動車殿堂」に日本人で初めて殿堂入りを果たしています。
上記の方々は、立ち上がることが困難な状況でも、諦めずに先駆者として道を切り拓き、事業を大きくしていかれました。
”コロナショック”とも言える荒天の時期ですが、先人の教えから我々もこの逆境に必ずや立ち向かい、「ビジネスチャンス」と捉えて進みたいですね。
そして、人脈を大切にしてお互い、応援していきたいと思います。